長男4歳、次男1歳9ヶ月のころに気に入ってよく食べてくれた野菜のレシピをご紹介します。お野菜は食べて欲しいけど、「食べないとデザートないよ」「がんばって」とか言うのはちょっと違う・・・野菜は頑張って食べるものじゃなくて、美味しく食べて欲しい!と、きっと誰しもが思うはず。それも、手をかけて作るのではなく、ささっと作れたら最高!「我が家の場合」ではありますが、どなたかのお役に立てることを願ってレシピを残しておきます。
子どもにはバランスの良い食事を食べて欲しい。具体的には、パンや果物、お肉だけじゃなくって、お野菜もしっかり食べて欲しい。できれば、調理の手間をかけずに!!
日々こんなことを考えながら子どものご飯を作るなかで、辿り着いたレシピを残していきます。
今回は、中華スープ。ポイントはフランスの調理法「エチュベ」を応用していることです。オイルで野菜の青臭さをマスキングしつつ、クタクタ柔らかく仕上げることで、子どもにも食べやすいスープになります。片栗粉でとろみをつけて、とき卵を入れるのも、子どもの好きポイント。青菜が苦手な長男が喜んでおかわりする、お助けレシピです。
中華スープの材料(4人分)
- 青菜(青梗菜や小松菜をよく使います) 1〜2株
- キャベツ 1/8カットくらい
- にんじん 1本
- きのこ(えのきやしいたけをよく使います) えのきなら1/4束くらい、椎茸なら2〜3個
- ごま油 小さじ1くらい
- 鶏がらスープ 小さじ1くらい
- 醤油 小さじ1くらい〜お好み
- オイスターソース 小さじ1くらい〜お好み
- 片栗粉 小さじ1〜2くらいを、適量の水で溶いておく
- 卵 1個
中華スープの作り方
- 蓋ができる鍋に、水を50cc程度張り、野菜を切って入れていきます。青菜は2〜3cmくらいに、キャベツは粗い千切りのイメージで、にんじんも千切り、えのきは2〜3cmくらい、椎茸は薄くスライス。基本は薄く、細く切る方が子どもが食べてくれる気がします。私は重ね煮(※)の順番に入れることが多いです。その方がなぜかくったり柔らかく仕上がる気がする。不思議。
- 野菜を全部入れたら分量外の塩をぱらりと振り、ごま油をひと回し。蓋を閉めて中火にかけ、蒸気が上がってきたら弱火に落とし蒸します。10分くらいかな。水がなくなると鍋底が焦げるので気をつけて!
- 野菜がくったり柔らかく蒸せたら、野菜が浸るくらいに水を入れて煮込んでいきます。すでに柔らかくなっているので、ぐつぐつ沸騰すればOK。調味料を入れて味を整えます。
- 火を止めて水溶き片栗粉を入れ、再び弱火にかけ混ぜながらとろみをつけます。1〜2分くらい混ぜ続けながら加熱すると、冷めてもとろみが消えにくいらしいですよ。
- 溶き卵を回し入れ、レードルでひと混ぜして、1〜2分煮て卵が固まれば完成。
※重ね煮…食材を決まった順番で重ねて煮る調理法。詳しくは検索してください。私は重ね煮のベースにある陰陽思想に詳しいわけではないのですが、キノコ類を一番下に入れて鍋肌に当てることで独特の香りが和らぎ香ばしさが出ておいしくなる、水分量が多い食材が下にあることで焦げにくくなる、火の通りが遅い根菜などが上に来ることで柔らかくなったかどうかチェックしやすい、などいくつか実用的なポイントがあり採用しています。いろんな野菜スープや、豚汁やカレーにも使える方法ですよ!
中華スープのレシピのポイント
最大のポイントは、ごま油で蒸し煮にすること!フランスの調理法に、少量の水とオリーブオイルで蒸し煮にする「エチュベ」という調理法があり、それをヒントにやってみたところ大成功。水で野菜を煮込んで後からごま油を入れるより、野菜がくったり柔らかくなりやすく、子どもの食いつきがいいです。この方法で作ると、片栗粉のとろみととき卵はなくても食べてくれますが、あった方が好きみたいです。
中華スープを作るときに便利なグッズ・調味料など

↑私がエチュベを学んだ一冊。自身の産後ダイエットのため野菜を美味しくたくさん食べよう!というところからこの本を読みました。エチュベは、私一人分の昼ごはんで野菜をしっかり食べたいときに、小鍋で蒸せばできる手軽さから大変重宝しております。
↑かぼちゃサラダの時にもご紹介したジオプロダクト。穴のない蓋でしっかり閉まるので、エチュベ・蒸し煮にとても向いています。うっかり焦げ付いても、水につけておけばふつうのスポンジでするんと落ちて綺麗に洗えるのでとってもおすすめです。このサイズだと家族4人分の汁物にはちょっと小さいかも。離乳食、子どもの分のカレー、私1人分のエチュベを作るときに使っています。
↑我が家で汁物や煮物を、翌日分や作り置きでたくさん作りたいときに使っている鍋。サイズがちょうどいいのと、こちらも蓋が穴なしで蒸し煮に向いています。保温調理機能ではもっぱら鶏ハム(サラダチキン)を自家製しています。

